- 2014-03-17 :
- うさぎ
うさぎの勉強会に行ってきたよ。胃腸編
こんにちは、ごえもんです。
先日、ソアホック編を書かせて頂いたのですが、反響が大きくてびっくりです。
少しでもお役に立てたならうれしいです。
さてさて、今回は胃腸編です。
このところの気温の変化で、うっ滞などの胃腸障害を起こしている子が多いですよね。
私のmixiやツイッターなどでも、ちらほら調子の悪くなってしまったという話を聞きます。
我が家では、子供の頃にむさしくんが何度かうっ滞を起こしただけで、桜子さんはお迎えした次の朝に下痢をして病院へ駆け込んで以来、胃腸系の病気で病院へ駆け込んだことは一度もありません。
食欲不振も一度もないですから、かなり胃腸は良いと思います。
みみちゃんはお迎えする原因(理由?)となったのが、酷いうっ滞でした。
前の飼い主さんが病院へ駆け込み、10万円近い治療費を掛け、それでも病院から完治という言葉を出してもらえずにSOSを出したんです。
それでうちの掛り付けのさかい動物病院へ連れて行きたかったのと、飼い主さんの心身の調子が限界に来ていたので治るまでお預かりするということで我が家に連れてきました。
その後、また色々あり我が家で引き取ることになったのですが、我が家に来てから一度も食欲不振もうっ滞も起こしていません。
また小次郎君は我が家に来て、まだ1年ちょいなので何とも言えませんが、今のところ健康です。
これは私の飼育が適切だから。という訳ではなく、3匹もいると競うようにして牧草を食べてくれるんですよね。

ちゃくちゃんはみみちゃんの牧草を盗み食いしてるし。

みみちゃんはちゃくちゃんの牧草を盗み食いしているし。

小次郎君はちゃくちゃんの牧草も

みみちゃんの牧草も盗み食いしています。
こういうのが良いのかもしれませんね(^^ゞ
さて、前置きが長くなりました。
まずは私の下手糞な絵をご覧ください。

これは人間の消化器系の絵です。
赤い丸で囲んだのが人間の盲腸。

(画像訂正しました)
これがうさぎの消化器系です。(ものすご~く簡単に書いてあります)
赤く囲んであるのがうさぎの盲腸です。
見て頂いても分る(?)ように人間に比べてうさぎの盲腸長いですよね~。
この盲腸がうさぎの消化管の主役になります。
うさぎさんが食べ無くなったら、胃の出口(幽門)から回腸の間辺りで詰まっていることが多いそうです。
でも、胃が詰まっているわけでなければうさぎさん食べちゃったりするんですよ。
そうするとどんどん胃が拡張していきます。
飼い主さんはちょっとでも食べて欲しいので、食べられるものはどんどん食べさせてしまいますが、腸が流れていないのでどんどん胃が拡張するだけなんです。
最悪、胃破裂が起きます。
まず、食べ無くなったら飲み薬は効きません。
だって薬って腸で効くんですが、胃が詰まっていたら腸まで薬効が届きませんからね。
同じ理由で水も通さないので脱水が起きてしまいます。
こうなったら一番良いのは、病院での点滴になります。
詰まりなんですけど、病院でレントゲン撮るじゃないですか。
それで何が詰まっているか(食べ物や毛、もしくは誤飲したもの)見るんですが、木や段ボールなど柔らかいものは、まず写らないそうです。
硬いもの(金属や石など)しか写らないそうです。
ここ、ちょっとびっくりしました。
何でも写ると思っていたんですけど、そうじゃないんですね。。。
うさぎは何でも食べてしまうので、本当に誤飲だけは避けたいと思いました。
話を元に戻して。。。
最近サプリ飲ませている方多いですよね?
でもサプリは砂糖の塊なので、飲ませることによりうっ滞を引き起こしてしまうことも多いそうです。
病院にしょっちゅうっ滞で駆け込んでくるうさぎさんがいたそうで、よくよく飼い主さんに聞いたら沢山のサプリを食べさせていたそうで、それを止めさせたらうっ滞を起こさなくなったということもあったそうです。
病院では胃の不調が起きたら、3つの物を組み合わせて処方するそうです。
①プリンペラン
これは胃を動かしますが、腸を動かすことはしないそうです。
②クエン酸モサプリド
これは盲腸や腸、また胃の下の方も動かすとのこと。
③マイトマックス
もともとは犬の薬なのですが、動物実験の過程でうさぎを使っているのでうさぎの安全性が分っているそうです。
これは便が臭いとか腸内発酵を起こしている場合に良いそうです。

この3つは常温で半年はOKなので、常備薬として持っていても良いと言っていました。
(さかい動物病院では処方してくれるので、欲しい方は先生に言ってください。)
また年を取ったら普通の時でも予防として飲ませてもOKだそうです。
そういうものなので間違えて飲ませても問題はないんですが、ただ1週間は飲ませ続けた方が良いそうです。
ちなみにもう今ではあまり言われていませんが、パパイヤやバイナップルは効果ありません。
この2つが良いと言われていたのはブロメラインという酵素が毛などのたんぱく質を溶かすからなんですが、この酵素は果物が熟すに従いどんどん減っていきます。
使うなら熟していない緑の果物を絞って飲ませるとのことです。
ちなみにサプリは作る段階で熱を加えるのですが、その熱で酵素を壊すので効かないそうです。
また、ヨーグルトを勧める獣医もいますが、うさぎの胃はpH1の強酸(細菌やウイルスなどから盲腸を守るために胃で殺菌する)なので、効き目はないとのこと。
同じ理由でビオフェルミンは懐疑的だと言われていました。
マイトマックスは、pH1の強酸でも死なないそうです。
ガスピタンについても聞いてみましたが、先生としてはガスピタンよりガスモチン(クエン酸モサプリド)を勧めると言ってました。
あと、これは私の経験ですが、うさぎって体が冷えると腸の働きが悪くなりますよね?
そこで私がお勧めしているのはせんねん灸太陽という貼るお灸です。


むさしくんにも使っていました。

ちゃくにも使ってます。
使うときには両面テープで補強してつけてあげると、直ぐに体が温まって、多少の不調なら吹っ飛ばしてくれますよ♪

あと、ちょっと高いけどこのヒーターもお勧めですよ~(^^)/
今日のこの記事も参考になると良いなぁ(o´ω`o)ぅふふ
先日、ソアホック編を書かせて頂いたのですが、反響が大きくてびっくりです。
少しでもお役に立てたならうれしいです。
さてさて、今回は胃腸編です。
このところの気温の変化で、うっ滞などの胃腸障害を起こしている子が多いですよね。
私のmixiやツイッターなどでも、ちらほら調子の悪くなってしまったという話を聞きます。
我が家では、子供の頃にむさしくんが何度かうっ滞を起こしただけで、桜子さんはお迎えした次の朝に下痢をして病院へ駆け込んで以来、胃腸系の病気で病院へ駆け込んだことは一度もありません。
食欲不振も一度もないですから、かなり胃腸は良いと思います。
みみちゃんはお迎えする原因(理由?)となったのが、酷いうっ滞でした。
前の飼い主さんが病院へ駆け込み、10万円近い治療費を掛け、それでも病院から完治という言葉を出してもらえずにSOSを出したんです。
それでうちの掛り付けのさかい動物病院へ連れて行きたかったのと、飼い主さんの心身の調子が限界に来ていたので治るまでお預かりするということで我が家に連れてきました。
その後、また色々あり我が家で引き取ることになったのですが、我が家に来てから一度も食欲不振もうっ滞も起こしていません。
また小次郎君は我が家に来て、まだ1年ちょいなので何とも言えませんが、今のところ健康です。
これは私の飼育が適切だから。という訳ではなく、3匹もいると競うようにして牧草を食べてくれるんですよね。

ちゃくちゃんはみみちゃんの牧草を盗み食いしてるし。

みみちゃんはちゃくちゃんの牧草を盗み食いしているし。

小次郎君はちゃくちゃんの牧草も

みみちゃんの牧草も盗み食いしています。
こういうのが良いのかもしれませんね(^^ゞ
さて、前置きが長くなりました。
まずは私の下手糞な絵をご覧ください。

これは人間の消化器系の絵です。
赤い丸で囲んだのが人間の盲腸。

(画像訂正しました)
これがうさぎの消化器系です。(ものすご~く簡単に書いてあります)
赤く囲んであるのがうさぎの盲腸です。
見て頂いても分る(?)ように人間に比べてうさぎの盲腸長いですよね~。
この盲腸がうさぎの消化管の主役になります。
うさぎさんが食べ無くなったら、胃の出口(幽門)から回腸の間辺りで詰まっていることが多いそうです。
でも、胃が詰まっているわけでなければうさぎさん食べちゃったりするんですよ。
そうするとどんどん胃が拡張していきます。
飼い主さんはちょっとでも食べて欲しいので、食べられるものはどんどん食べさせてしまいますが、腸が流れていないのでどんどん胃が拡張するだけなんです。
最悪、胃破裂が起きます。
まず、食べ無くなったら飲み薬は効きません。
だって薬って腸で効くんですが、胃が詰まっていたら腸まで薬効が届きませんからね。
同じ理由で水も通さないので脱水が起きてしまいます。
こうなったら一番良いのは、病院での点滴になります。
詰まりなんですけど、病院でレントゲン撮るじゃないですか。
それで何が詰まっているか(食べ物や毛、もしくは誤飲したもの)見るんですが、木や段ボールなど柔らかいものは、まず写らないそうです。
硬いもの(金属や石など)しか写らないそうです。
ここ、ちょっとびっくりしました。
何でも写ると思っていたんですけど、そうじゃないんですね。。。
うさぎは何でも食べてしまうので、本当に誤飲だけは避けたいと思いました。
話を元に戻して。。。
最近サプリ飲ませている方多いですよね?
でもサプリは砂糖の塊なので、飲ませることによりうっ滞を引き起こしてしまうことも多いそうです。
病院にしょっちゅうっ滞で駆け込んでくるうさぎさんがいたそうで、よくよく飼い主さんに聞いたら沢山のサプリを食べさせていたそうで、それを止めさせたらうっ滞を起こさなくなったということもあったそうです。
病院では胃の不調が起きたら、3つの物を組み合わせて処方するそうです。
①プリンペラン
これは胃を動かしますが、腸を動かすことはしないそうです。
②クエン酸モサプリド
これは盲腸や腸、また胃の下の方も動かすとのこと。
③マイトマックス
もともとは犬の薬なのですが、動物実験の過程でうさぎを使っているのでうさぎの安全性が分っているそうです。
これは便が臭いとか腸内発酵を起こしている場合に良いそうです。

この3つは常温で半年はOKなので、常備薬として持っていても良いと言っていました。
(さかい動物病院では処方してくれるので、欲しい方は先生に言ってください。)
また年を取ったら普通の時でも予防として飲ませてもOKだそうです。
そういうものなので間違えて飲ませても問題はないんですが、ただ1週間は飲ませ続けた方が良いそうです。
ちなみにもう今ではあまり言われていませんが、パパイヤやバイナップルは効果ありません。
この2つが良いと言われていたのはブロメラインという酵素が毛などのたんぱく質を溶かすからなんですが、この酵素は果物が熟すに従いどんどん減っていきます。
使うなら熟していない緑の果物を絞って飲ませるとのことです。
ちなみにサプリは作る段階で熱を加えるのですが、その熱で酵素を壊すので効かないそうです。
また、ヨーグルトを勧める獣医もいますが、うさぎの胃はpH1の強酸(細菌やウイルスなどから盲腸を守るために胃で殺菌する)なので、効き目はないとのこと。
同じ理由でビオフェルミンは懐疑的だと言われていました。
マイトマックスは、pH1の強酸でも死なないそうです。
ガスピタンについても聞いてみましたが、先生としてはガスピタンよりガスモチン(クエン酸モサプリド)を勧めると言ってました。
あと、これは私の経験ですが、うさぎって体が冷えると腸の働きが悪くなりますよね?
そこで私がお勧めしているのはせんねん灸太陽という貼るお灸です。


むさしくんにも使っていました。

ちゃくにも使ってます。
使うときには両面テープで補強してつけてあげると、直ぐに体が温まって、多少の不調なら吹っ飛ばしてくれますよ♪

あと、ちょっと高いけどこのヒーターもお勧めですよ~(^^)/
今日のこの記事も参考になると良いなぁ(o´ω`o)ぅふふ
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